「東京バナナ」映画評
【Pixels GARAGE AWARDS OF EXCELLENCE
という海外映画祭でいただいた
映画批評を掲載(英訳にて)】
『ドキュメンタリーの本質は、主題の記録性にあります。
「東京バナナ」はこの信条に忠実であり続けます。それはショービジネスで成功するために努力している(東京からの)3人のアーティストの生活へと続きます。「東京バナナ」は、彼らの経験を共有し、彼らの挑戦を語ります。また彼らが苦労して頑張ってきたその周りの人たちにも出会います。
このドキュメンタリーは私たちを、東京の通り、歩行者広場、住宅街、自宅、彼らの練習場、そして彼らのパフォーマンスの最中へと投げ込みます。
ふし文人監督の「東京バナナ」は、エターテインメント業界で自分のアイデンティティを見つけようと努力している3人のアーティストについての精巧なプレゼンテーションです。
彼らの人生、芸術、そしてこれまでに彼らを形作った経験について、それはさわやかでオープンな会話をしています。
カメラは、アーティストがセッショ ン、路上、ステージでプレイしている間、邪魔にならない静かな見物人のままです。しかし、1対1のチャットセッション中に自分自身について開くと、3人に十分なスペースが与えられます。
出演者の生活をのぞき見している間、「東京バナナ」は彼らの願望を理解するのに役立ちます。これまでにそれらを形作った出来事、彼らが毎日直面している課題について学べます。
新しい文化との交流、カルチャーショック、結婚の崩壊、アスペルガー症候群の副作用など。人生と芸術を形作るのは、 これらの要素です。』
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